研究課題/領域番号 |
25870942
|
研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
竹下 裕子 (吉田裕子) 摂南大学, 看護学部, 准教授 (10437668)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 終末期がん看護 / ターミナルケア / 緩和ケア / 啓発教育 |
研究実績の概要 |
平成27年11月14日・15日第21回日本臨床死生学会大会にて、平成27年度までの研究成果を発表した(竹下裕子・佐藤禮子:末期がんに対する地域住民のイメージと患者支援への意識に関する調査.第21回日本臨床死生学会大会抄録集p.52)。この発表について、日本臨床死生学会より論文化の推薦を受け、現在論文化への準備を進めている段階にある。 公開プログラムの実施については、予定していた講師が病気により講演の承諾を取り消されたため、実施時期が遅れる状況が生じた。プログラムの内容を変更し、平成28年3月11日・25日に「大切な人ががんになったときに~緩和ケア・ホスピスって何?」のタイトルで地域公開プログラムを2回実施した。内容は、がんという病気についての講義および、緩和ケア・ホスピスの考え方、大切な人ががんになったときに周りの人ができることについての講義であった。今後このプログラムの評価と発展に向けて、現在がん患者会(兵庫県)に参加しながら、がんサバイバーの実際の体験に触れる機会を積極的にとっている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成27年度に、啓発プログラムの実施・評価を行う予定であったが、研究者の臨床看護学実習指導について学生数の増加や時間外指導を必要とする学生がでてきたため、予定より業務負担が過密で重くなったことと、講師の病気により講演の承諾を取り消されたため、計画を変更してプログラムを3月に実施することとした。このため、評価の実施時期も遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
平成28年度は地域公開プログラムの評価を行い、今後の発展につなげるための課題を明らかにする。検討資料として、がん患者会に参加し、がんサバイバーの生の声に耳を傾け、講演会に参加してプログラムの参考にするなどして情報収集を行う。
|
次年度使用額が生じた理由 |
平成27年度開催予定であった公開プログラムの実施時期が遅れたため、次年度使用額が生じた。
|
次年度使用額の使用計画 |
平成28年度に地域公開プログラムの評価を行い、成果をまとめていくことや、プログラムの発展に向けて資料収集を行うことに対して、未使用額を使用したい。
|