本年度は、三次元適応株で特異的に変化しているタンパク質発現およびタンパク質リン酸化の同定を試みるために、種々のタンパク質リン酸化およびプロテアーゼ発現プロファイル解析を行った。同解析では、膜受容体のリン酸化、MAPK関連分子のリン酸化、細胞ストレス関連分子の発現、アポトーシス関連分子の発現、プロテアーゼ/プロテアーゼ阻害因子の発現をそれぞれプロファイルするために、種々のProteome Profiler アレイキット(R&D systems製)を用いて解析した。 さらに、三次元適応株で特異的にリン酸化レベルが変動する分子を網羅的に同定するために、リン酸化タンパク質の精製法として、Phos-tagによる精製法の確立を行った。
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