研究課題
遅延耐性ネットワークにおける移動端末同士の遭遇頻度に関する統計的性質の基礎理論の研究として,ホームシック・レヴィ歩行の平均場理論を提案した.その結果,移動距離のスケーリング・パラメータと遭遇頻度分布のべき指数の間の関係性を明らかにした.群衆誘導のシミュレーションに関する基盤技術として多数決移動モデルを提案し,その既存の実験結果との関係性や情報端末を利用した避難誘導において吸着誘導法を自己組織的に達成するための誘導者密度の閾値の存在を示した.群衆誘導の基盤技術として,近年普及が目覚しいiBeacon(Bluetooth Low Energy技術を活用した近接情報サービス)を用いた誘導技術についても報告した.ビーコン・モジュール同士を連携させるための機能を拡張することで,誘導のための案内をプッシュ通知することが可能になることを,実際にスマートフォンで動作するアプリケーションを実装し,実験による性能評価を通じて示した.
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (4件) 備考 (2件)
IEICE Technical Report
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https://sites.google.com/site/akihirofujihara/