研究課題
若手研究(B)
フランスの社会哲学者ピエール=ジョゼフ・プルードンの著作を読解し、人間社会における「内在的正義」の実質を明らかにした。これは、プルードンがドイツ哲学に見られる疎外論を批判的に考察することで作られたものと見ることができる。プルードンが切り開いた地平における思想として、とくにフランスの社会学者ジョルジュ・ギュルヴィッチの多元論の内実についても一定の見通しを得た。
哲学・倫理学、社会思想史