岡山県への避難世帯の約7割は関東地方から来ている。母子避難世帯の約7割、家族避難世帯の約6割が賃貸住宅に居住している。母子避難世帯の約8割、家族避難世帯の約7割が乳幼児を帯同している。避難前は母子避難世帯の約6割が無職の主婦であったが、避難後は約半数が就業している。生活費が15万円未満と回答した世帯は、母子避難世帯で約7割、家族避難世帯で約4割にのぼる。母子避難世帯の定住意向は家族避難世帯より弱く、約半数が今後の居住地について分からないと回答している。近隣コミュニティと馴染み、地元や避難者に親しい人がいるといった社会関係が緊密な世帯、生活満足度が高い世帯、就業している世帯ほど定住意向が強い。
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