研究課題/領域番号 |
25870976
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 吉備国際大学 |
研究代表者 |
上田 憲嗣 吉備国際大学, 心理学部, 准教授 (10325300)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | コオーディネーション能力 / 体つくり運動 / 多様な動きをつくる運動 |
研究概要 |
本研究の目的は,小学校体育科の「体つくり運動」の「多様な動きづくりの運動(あそび)」の授業の場で用いられる教材に,コオーディネーショントレーニングの理論および手法を導入するとともに,それを検証するための「児童用の簡易コオーディネーション能力診断テスト」を開発することとした.特に本年度は,テストの信頼性を検証するとともに,授業単元の前後で,神経系の運動能力を示すコオーディネーション能力がどのような変容をするのかを検証することを目的とした. 対象は,昨年度に調査したT市内の小学校5年生児童38名(男子15名,女子23名)とした.対象児には,体育科単元「体つくり運動」の5時間のうち,その第1回および第5回に簡易コオーディネーション能力診断テストを実施した.診断テストの信頼性の分析には,各診断テスト項目の内的整合性を検討するためにクロンバックのα係数を用いるとともに,試行間信頼性の分析に,同対象児の昨年度の診断結果との相関係数を用いた.また,第1回と第5回の診断テスト結果の平均得点の比較には,対応のあるt検定を用い.すべての統計的有意水準を5%とした. その結果,テスト項目の内的整合性について高い一貫性が示された.また,試行間信頼性の分析として昨年度の診断テストの評価得点の結果との相関分析を行った結果,それぞれに比較的強い正の相関関係が示された.これより本診断テストは,小学校体育科の「体つくり運動」単元の授業効果を検証するための診断テストとして利用可能であることが明らかになった.今後さらに指導と評価の一体化を支援する診断テストとするために,教材構成と診断テスト結果の関連を詳しく検証することを計画している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
協力校の事情により、進行がやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2年目となる今年度は、多くの協力校において研究展開が実施できる見込みであり、診断テストの確立に向けてデーを収集が可能となり、当初の計画通りの展開できる予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
当該年度に使用予定であったもののうち、特に協力校における調査研究が協力校の事情および協力教諭の異動等で実施できないために次年度使用へと変更になった。 次年度においては、当初の予定に加えてより多くの協力校における調査研究が確保ができており、予定通りの使用ができる予定である。
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