(1)研究会を隔月で行ない、その成果として2016年4月に藤田尚志・宮野真生子編『愛・性・家族の哲学』全3巻(ナカニシヤ出版)を刊行した。 (2)研究発表を5つ行なった。①「結婚における〈所有〉と〈誓い〉の脱構築―‐現代フランス哲学の視点から」、社会倫理研究所2013年度懇話会《恋愛と結婚のあいだ――「いき」の哲学、所有と誓いの脱構築》(2013年6月22日、南山大学)。②「来たるべき結婚――フーリエを導入する」、ワークショップ「”正しい”結婚――西洋近代から考える愛・性・家族の極限」(2014年3月9日、福岡大学)。③「僕らをつなぐもの――現代フランス哲学から考える愛/性/家族なき結婚の可能性」、ネットワーク日本哲学第4回《『なぜ、私たちは恋をして生きるのか』をめぐって》(2014年9月6日、京都大学)。④「結婚の形而上学とその脱構築」、北大・応用倫理研究教育センター主催公開シンポジウム「結婚という制度 その内と外――法学・社会学・哲学からのアプローチ」(2015年1月11日、北海道大学)。⑤「分人主義的結婚は可能か?――ドゥルーズ=ガタリの『アンチ・オイディプス』から考える」、玉川大学人文科学研究センター平成27年度第3回公開講演会《結婚を哲学する――フランス現代哲学の観点から》(2015年11月14日、玉川大学)。 (3)上記(2)④⑤に大幅な加筆修正を加え論文化した。①「結婚の形而上学とその脱構築――契約・所有・人格概念の再検討」、『応用倫理――理論と実践の架橋』vol. 8 別冊、2015年3月、24-40頁。②「分人主義的結婚は可能か?――ドゥルーズ=ガタリの『アンチ・オイディプス』を読み直す」、『Humanitas』第7号、2016年3月。 (4)G・ルブラン教授、F・ブルジェール教授との共同討議《結婚の脱構築――フランス同性婚合法化以後》(2014年8月5日、西南学院大学)を主催した。
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