研究課題
若手研究(B)
カナダにおける先住民の自治権の根拠、内容に関する学説を考察することにより、土地権との関連を明らかにした。有力な学説は大きく二つのアプローチに分類できる。第一のアプローチは土地権を自治権の基礎におくが、土地権の根拠を先住民法とすべきではないというものである。第二のアプローチは、土地権と自治権の根拠を先住民法に求めるというものである。すなわち、学説の対立軸は先住民法の位置づけにある。
憲法学