研究課題/領域番号 |
25871048
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研究機関 | 沖縄工業高等専門学校 |
研究代表者 |
山田 親稔 沖縄工業高等専門学校, 情報通信システム工学科, 准教授 (40412902)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 国際連携 / V字型開発 / 組込みシステム |
研究実績の概要 |
本年度は、連携校(ビクトリア大学)との協力を主として遠隔設計支援システムの開発に取り組んだ。また、連携校(マラ工科大学、琉球大学)と協同で人材育成を取り入れながら、ネットワークシミュレーション、画像処理、フィルタパラメータ決定システムを検討した。具体的には、ビクトリア大学と沖縄高専で遠隔で利用可能な高位設計支援システムを導入し、設計したシステムを互いに協同でシミュレーション等による確認を行った。さらに、Matlab/Simulinkによる設計モデルからFPGAによる実装を遠隔で行えることを確認した。また、設計モデルの応用として、画像処理システムの設計を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究において実施する遠隔利用可能な設計支援システムを導入し、ビクトリア大学と沖縄高専で協同作業による設計を実践した。今回の実践の内容の応用として、画像処理のフィルタパラメータの導出、超解像画像処理について検討した。協同で設計することでチーム形式の有用性を確認したが、複数の連携校が同時に使用する場合は、設計支援システムのスペックでは大幅に処理速度が低下するので、利用形態について検討していく。
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今後の研究の推進方策 |
前年度に引き続き、技術者育成支援システムを利用して協同での設計を実践していく。その際、連係校が同時に利用する場合のパフォーマンス低下についてシステムの改善を検討する。さらに、遠隔でシステムを利用する際のセキュリティ対策についても検討し、システム全体の評価及び遠隔で利用する設計システムの評価を行い、本研究をまとめる予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究発表を行うために、国内外の学会に出席したが、当初計画していた際の飛行機の燃油サーチャージの価格改定等があり、2万円ほど次年度使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度には、成果を報告するために、国際会議(14th IEEE/ACIS International Conference on Computer and Information Science 2015)に研究発表することが確定しており、その参加費に充当する。
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