本研究ではRS/GIS分析とフィールド調査によって森林生態環境の分布および変化などの共通性で東南アジア地域を地図化することを目的とした。具体的にはMODIS画像のNDVIフェノロジーパターンによって土地被覆・土地利用分布地図を作成した。そのうえで、作成した類型区分毎の実環境を、現地調査およびALOS2の3時期画像を用いて検証した。ALOS2は雲の有無によって影響を受けないマイクロ波センサー画像のため、分析対象地域の土地被覆変化を通年で追うことができる。この画像を用いた分析結果を適用することで、最終的に分析対象とした地域を景観の共通性と地理的隔絶性によって130の地域に区分することが出来た。
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