オートファゴソーム形成に重要なAtg8のPE(Phosphatidylethanolamine)化は広く真核生物に保存されている。これまでの研究でAtg12-Atg5-Atg16複合体はAtg3と直接結合することで、Atg8のPE化を促進することが明らかになっている。 今回植物の系を用いて、AtAtg12bとの結合に必要なAtAtg3側の最少領域を同定し、AtAtg12b-AtAtg3複合体構造を決定した。Atg3のAsp-Met配列がAtg12との結合を担っていた。この配列はヒトAtg3でも保存されておりAsp-Metを含む配列は進化上保存されたAtg12相互作用モチーフであると考えられる。
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