研究課題
若手研究(B)
水田周辺におけるカエル類等の生物の生息環境や圃場整備等による影響の調査にはこれまで多大な労力を要してきた。そこで、この調査を省力的に行える方法の開発・提示に取り組んだ。ニホンアカガエルの卵塊の調査をもとに、個体数や卵塊の空間分布、産卵期間が圃場整備の影響の指標になること、卵の安定同位体比が地区外からの親個体の加入状況の指標になることを確認した。また、人工衛星画像の解析により水田の乾湿を広域的に推定する方法を提案し、越冬期に湿潤な地区にカエル3種が生息している傾向があることを確認した。
農村生態工学