植物の生活環における幼若相から成熟相への転換は、生活環を完遂する上で必要不可欠なイベントである。キャベツ(Brassica oleracea)における幼若相から成熟相への転換タイミングは個体の発育ステージで説明される。これまでの知見により、転換タイミングには明確な品種間差異が知られていたが、その決定機構は明らかになっていない。本研究ではキャベツにおける生長相の転換メカニズムを明らかにするため、圃場環境下におけるキャベツ固定系統の転換タイミングを決定した。さらにゲノムワイド関連解析により、本形質を司る染色体領域の同定を試みた。
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