研究課題
若手研究(B)
アズキの耐塩性を持つ近縁野生種は、Na+を排除するタイプと、蓄積するタイプの2種類ある。この2つの機構を交配によってアズキに導入することで、超耐塩性アズキを作出できると考えた。まず、遺伝的な耐塩性の要因を調べるためにアズキと耐塩性近縁野生種の交雑後代F2を利用したQTL解析を実施したところ、排除タイプと、蓄積タイプでは異なるQTLが検出され、これらのQTLをもつ系統は非常に強い耐塩性を示した。実際に戻し交雑により、耐塩性QTLを蓄積することで非常に強い耐塩性をアズキに付与できることが示された。
分子遺伝学