研究課題
若手研究(B)
葉酸レセプターのα型には結合せず、β型にのみ特異的に結合するペプチド配列の選別法の検討を行った。より高い結合能が得られるよう、ランダムペプチド配列には葉酸分子を導入し、進化分子工学の手法でβ型レセプターへの標的選択性が得られる選別系を構築した。葉酸分子の導入に必要な葉酸化アミノ酸担持tRNAの合成と、ランダムペプチド配列中に導入されなかった葉酸分子の除去が可能なペプチド選別系を構築できたため、ごく近い将来にβ型レセプター結合性ペプチド配列が得られることが期待される。
生体材料工学、進化分子工学