日本に在住する外国人の母親は、日本とは異なる文化環境で育ち言語障壁もあることから子どもに対する健康行動がとりにくいと考える。本研究では、日本に在住する外国人の母親の健康行動とその関連要因を明らかにすることを目的とした。 健康行動は、「日常的予防行動」「身近な人への相談」「定期的な予防接種と健康診査」「子どもの健康に関する情報の獲得」「子どもの病気への対応」で、「子どもの健康に関する情報の獲得」に対するニーズが最も高かった。また、子育てサークルの参加、日本と母国のヘルスケアシステムの違いの認識、日本での生活への慣れが健康行動全体に関連していた。
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