本研究では、身体内部に意識を向ける課題を行っている際の神経活動を、fMRIを用いて次の3点について調べた:①熟練者は初心者と異なる脳活動を示すか、②脳活動から被験者が熟練者か初心者かを予測できるか、③遠心性経路を中継する脊髄でも両群で神経活動に差があるか。その結果、熟練者は下頭頂領域において初心者と逆の活動パターンを示し、脳活動から被験者が熟練者か初心者かを予測できることがわかった。また、熟練者は初心者と比べ高い脊髄神経活動を示した。研究成果の一部はOHBM 2014国際学会に発表された上で、国際学術誌2本として出版された。
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