研究課題
ユーザ属性項目数の増加及びサーバへの攻撃の多様化に対応するため,サーバが信頼できない状況においてもユーザ項目を匿名化可能な手法を提案し,ユーザ属性項目数が多数ある場合に特に有効な手法へと拡張を行った.具体的には,Negative Survey及びRandomized Responseで利用される確率行列を改善することにより,プライバシ保護レベルを一定に保ちつつ匿名化後のデータ誤差を50%から97%程度削減することができた.さらに,属性項目数が多い場合においては匿名化後のデータ誤差を85%から99.99%程度削減することができた.上記に加え,誤差を含む位置情報を対象とした匿名化手法を提案した.既存手法と比べ,プライバシ保護レベルを10%程度向上させるとともに,匿名化後のデータの有効性を20%程度向上させることができた.また,ユーザごとに要求するプライバシ保護レベルが異なるとき,その差異を統計的に扱うことによって従来よりも匿名化後のデータの有効性をさらに70%程度向上させた.さらに,ユーザ属性を取得するための無線センサネットワークにおいて,ユーザ属性を不正に取得する脅威に対応するための手法を提案した.
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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電子情報通信学会論文誌
巻: Vol.97-D, No.5 ページ: 印刷中
巻: Vol.97-D, No.4 ページ: 793-806
Journal of Information Processing (JIP)
巻: Vol.22, No.2 ページ: 印刷中
巻: J96-D,No.12 ページ: 2987-2999