本研究では、3次元動作解析システムや力センサーの情報を統合してフィードバックできるバイオフィードバックシステムを構築した。更に、実際にそれらのシステムを利用して自転車のトレーニングを行い、その効果を検証した。バイオフィードバックシステムを用いることによって、動作のどの部分を修正すればよいかを、トレーニングを実施している者が動作を行っている最中に客観的に認識することが可能となった。例えば、熟練者の動きに近づけるためには、どの関節の動きをどれくらい変化させればよいかという情報の提供が可能となった。実際に、このシステムを用いてトレーニングを行ったことによって、運動に改善が見られた。
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