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2016 年度 研究成果報告書

19世紀半ば旧ポーランド=リトアニア領におけるネイション:垂直的拡大と領域的縮小

研究課題

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研究課題/領域番号 25884002
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 ヨーロッパ史・アメリカ史
研究機関岩手大学

研究代表者

梶 さやか  岩手大学, 人文社会科学部, 准教授 (70555408)

研究期間 (年度) 2013-08-30 – 2017-03-31
キーワード西洋史 / 近代史 / ナショナリズム / ポーランド:リトアニア:ベラルーシ:ロシア / 知識人 / 多言語社会 / シンボル
研究成果の概要

本研究は近世の多民族複合国家ポーランド=リトアニア共和国が4つの近代ネイションに分かれる過程で、貴族主体のネイションが下位身分に垂直的に拡大する一方、民衆言語に応じて領域的・水平的に縮小したネイションが登場する点を検討した。共和国再興を目指す1830-31年の十一月蜂起と1863-64年の一月蜂起における声明や動員方法、その間のリトアニアやベラルーシの地域主義的活動の分析から、垂直的拡大は不可逆的あるいは均一に進んだわけでないが、非ポーランド語話者も含めた下位身分へのネイションの拡大傾向が、民衆言語によるネイションの区分という領域的縮小に影響を与えるなど、相互に絡み合っていたとの見通しを得た。

自由記述の分野

西洋史

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公開日: 2018-03-22  

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