ICT社会では、経済・産業活動のあらゆる場面で、人々の行動に伴って生じるデータや情報が利用・収集されている。そうしたデータのうち、交通機関やスマートフォンの利用の際などにリアルタイムで生産される大量のデータはストリームデータと呼ばれ、産業分野のみならず、健康管理や行政サービスへの応用が期待されている一方でプライバシー侵害が懸念される。 このような時代背景のもと、SNSの普及、ビッグデータの利用など、国民生活に影響が大きいと考えられる情報流通サービスが「プライバシー」に与える影響について理論的研究を行い、工学者と連携して、現状問題となっているプライバシー侵害事例に対する技術的解決を提案した。
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