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2014 年度 研究成果報告書

『本朝故事因縁集』成立過程の考察-領主権力の変動と説話集成立を巡って

研究課題

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研究課題/領域番号 25884046
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 日本文学
研究機関神戸大学

研究代表者

南郷 晃子(中島晃子)  神戸大学, 国際文化学研究科, 研究員 (40709812)

研究期間 (年度) 2013-08-30 – 2015-03-31
キーワード近世説話 / 写本 / 本朝故事因縁集 / 出雲 / 松江 / 地誌 / 地方 / 松平直政
研究成果の概要

本研究は元禄2年刊行の『本朝故事因縁集』の形成過程と、地方写本のその享受を考察するものである。同書所収説話には、特定の地域を舞台とする説話が多く見出せる。さらに共通する地域を舞台とする説話は、時期的、内容的な類似性も指摘できる。例えば出雲国を舞台とする説話には、17世紀前半の武家に関わる話が多い。これらの情報から出雲国、摂津国など説話集形成の拠点を具体的に見いだすことができる。
特に出雲国では藩祖松平直政周辺で説話収集があったと考えられる。これらは地域の「由緒」や家の「祖」を記録する写本に引用されていく。自己の来歴の情報源として版本を享受することが『本朝故事因縁集』に関し起こっているのである。

自由記述の分野

説話文学

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公開日: 2016-06-03  

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