研究課題
研究活動スタート支援
本研究は、北海道へ移住した武家3家(亘理伊達家・片倉家・富江五島家)を対象に、その移住と、移住後のあらたな共同体の形成過程を検討することを目的とする。2年間の研究により、武家の北海道移住が武家社会解体過程と密接に連動していることが明らかとなった。また、移住武家(当主-家臣団)と、移住先の地域社会(場所請負商人-アイヌ・和人)との間で構築される新たな関係構造のモデル化を、亘理伊達家について行い、明治初年の北海道分領支配についての再検討の視座を獲得した。
日本史(近世史・近代史)