研究課題
研究活動スタート支援
近世における採石・石材加工に関する文献史料と採石・加工痕跡事例を収集した。文献史料を読み解くとともに考古学的な現地調査を実施し両者の情報を組み合わせることで、末端の作業工程を復元できた。香川県小豆島にある大坂城石切場にて、採石痕跡の「矢穴」をシリコンにて型取りし、三次元計測を実施した。その結果、作業者によって技術のバラツキがみられること、1つの石材を切出すために複数人で労働集約的に作業を進めていることが判明した。
日本史