本研究では授業者が授業内では捉えることが物理的に不可能である協同学習場面に着目し、協同学習過程を分析するためのモデルの開発を行った。まず、これまで開発を続けてきたGD(group disscusion)表において、文脈と発話のキーワードを付記した新たなGD表の提案を行った。また、さらにGD表を活用した授業者のリフレクション、ならびに第3者(教員)による授業洞察を通して、GD表を用いた分析の意義と活用可能性が明確となり、GD表が協同学習過程分析のモデル開発に資するツールであるという成果が出された。
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