研究課題
研究活動スタート支援
合併や買収などの企業結合にかかわる税法を中心とした法制度と1990年代以降の制度変更をサーベイし,税的誘因の要因とその時系列的変化を理論的に整理した.具体的には,合併企業間の損益通算による所得税軽減のメリット,譲渡益繰延の可も含めた株主に対する課税によるロック・イン効果などである.上場企業同士のペアをユニットとした分析を行い,税以外の要因も考慮しながら,結合の成立確率を検証した結果,繰延欠損金による節税誘因が重要であることが見うけられた.
公共経済学