詩の創作を行う授業において子どもたちの交流の様子に焦点を当て、そこで生じる学習過程を把握するための文献調査・現地調査を行った。特に詩を読む力と書く力の関連指導の内容を分析することによって、次のような点において創作指導の枠組みを見出した。(1)積み重ね(2)集中して書く(3)読み上げ。枠組みの中で、子どもたちの自信と好奇心を育むことが重要であるが、そのためには子どもたちが書く活動に躊躇う必要がないように工夫することの重要性を確認した。また、この研究をもとに英国の研究者と日英の詩教育論の比較研究を発展させるための学習ツール開発計画を立ち上げ、今後の研究の発展につながる足がかりを得ることができた。
|