研究課題
研究活動スタート支援
本研究は、2006年4月から2013年3月の間に行われた日本の上場企業同士のM&Aに関するデータを用いて、負ののれんの発生原因について実証分析を行った。分析の結果、識別可能資産および負債の測定誤差、売り手企業の株価水準に起因する割安購入、および業界再編や生き残りという要因によって負ののれんが生じる傾向が明らかになった。一方、先行研究で指摘されてきた、売り手企業の再構築費用は、負ののれんの発生原因とはなっていない可能性が示唆された。
会計学