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2014 年度 実績報告書

日本における予防接種の歴史社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25885101
研究機関佛教大学

研究代表者

香西 豊子  佛教大学, 社会学部, 講師 (30507819)

研究期間 (年度) 2013-08-30 – 2015-03-31
キーワード予防接種 / 歴史社会学 / 天然痘 / 種痘
研究実績の概要

本研究は、日本における予防接種のあり方を歴史社会学的に検証し、それが時代によって帯びていた意味合いと政治性とを明らかにすべく、研究計画(交付申請書作成時)の段階で、4つの具体的な課題(達成目標)を掲げていた。最終年度となる本年度(平成26年度)は、このうち、以下3つの課題(交付申請書ではそれぞれ「課題Ⅰ」「課題Ⅲ」「課題Ⅳ」)について取り組んだ。
課題Ⅰ(近世後期における天然痘の流行とその対処法の解明)に関しては、前年度に一通りの成果を出していたが、今年度におこなった国内調査により、藩政と感染症対策という観点からみて重要な事例が新たに見つかったため、あらためて資料の収集・読解・分析をおこない、成果を論文にまとめた。
課題Ⅲ(明治期から戦後にかけての種痘の実施状況の解明)に関しては、前年度の予備調査の結果、当初の計画よりも進捗に時間がかかることが予想されたため、今後、これを別途独立した研究課題として構想することとし、本年度は限定的に資料の収集・読解などの基礎的な作業をつづけた。
課題Ⅳ(天然痘の自然界からの根絶(1980年)前後における種痘に関する議論の全容解明と、それが現代の予防接種制度におよぼした影響の析出)に関しては、資料の収集と並行して、リスクに関連する理論研究を多く参照し、資料を読解・分析する視角の構築に取り組んだ。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 京水補遺――鴎外の生きた湮滅の医学思想2015

    • 著者名/発表者名
      香西豊子
    • 雑誌名

      思想

      巻: 1090号 ページ: 53-73

  • [図書] 歴史と向きあう社会学2015

    • 著者名/発表者名
      小林多寿子・野上元編(菊池哲彦・佐藤香・相澤真一・中川宗人・高田知和・香西豊子・角田隆一・武田俊輔・金子淳・高野光平・桜井厚・大出春江・南川文里・飯島幸子・
    • 総ページ数
      (61-79)
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2016-06-01  

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