研究課題
研究活動スタート支援
本研究では,高信頼性組織で生じるエラーを未然に防ぐ管理実践を理論的・経験的に検討した。その結果,これまで集団の行動を硬直化させると考えられてきた組織ルーティンが,むしろ多様な仕事実践を生み出す遂行的性質を持つことがわかった。また,エラーを統制するには,そうした遂行的実践を踏まえて組織ルーティンをデザインする必要性が示唆された。具体的には,1)付帯的なルーティンを追加して組織ルーティンのレパートリーを形成する,2)組織ルーティン自体を変更する,という2つの方法が明らかにされた。
経営学