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2014 年度 実績報告書

「子どもの貧困」問題に有効なソーシャル・キャピタル構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25885122
研究機関大阪国際大学短期大学部

研究代表者

柏木 智子  大阪国際大学短期大学部, その他部局等, 講師 (90571894)

研究期間 (年度) 2013-08-30 – 2015-03-31
キーワード子ども / 貧困 / ソーシャル・キャピタル / 地域 / 福祉
研究実績の概要

平成26年度は、前年度に引き続いて調査を実施し、成果発表につなげられるようデータの分析とまとめを行った。データの分析については、ソーシャル・キャピタルの枠組みにもとづいて行い、貧困状態の保護者と子どもの有するソーシャル・キャピタルの様相について明らかにした。それらを踏まえて、貧困層・生活不安定層の家庭への支援コミュニティづくりの方策について検討を進めた。
具体的には、前年度の調査対象校および新たに追加した調査対象校においてフィールドワークを実施した。フィールドワークでは、学校の行事や普段の授業、学校と地域の連携に関する活動、地域主体で行われる活動について参与観察を行った。また、それぞれの学校において、保護者、地域住民、教職員、民生委員等福祉関係者、行政関係者へのインタビューを実施した。子どもに対するインタビューも行った。中学生に対してはインタビューを実施し、小学生に対しては授業観察の際に発した言葉や休み時間において会話をする中で意をくみ取るようにした。フィールドワークの記録およびインタビュー内容については全てデータ化し、分析できるように文字媒体で記録を残した。これらについて分析を行い、公表できる準備を整えてきた。なお、貧困状態である家庭の調査内容については、個人情報の保護や倫理面での配慮が必要であり、それらについては、調査対象校の教員の許可を得て細心の注意を払いつつ公表するための準備を行った。
本研究の意義は、まず、最近取りざたされている子どもの貧困問題に対して子どもの生活基盤である地域に着目してアプローチするところにある。また、教育と福祉の接続を模索する点にある。研究成果はこうした意義を踏まえてまとめており、子どもの貧困問題に対応可能なコミュニティの構築条件を提示する本研究は近年の動向に鑑みても重要なものであると考えられる。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 子どもの学習意欲に関する実証的研究2014

    • 著者名/発表者名
      柏木智子・岩永定
    • 雑誌名

      日本学習社会学会年報

      巻: 10 ページ: 66-76

    • 査読あり
  • [図書] 校長・教頭のリーダーシップとマネジメント術2015

    • 著者名/発表者名
      柏木智子
    • 総ページ数
      194
    • 出版者
      教育開発研究所
  • [図書] ソーシャル・キャピタルと教育2015

    • 著者名/発表者名
      柏木智子
    • 総ページ数
      215
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
  • [図書] 学校組織のソーシャル・キャピタル2015

    • 著者名/発表者名
      柏木智子
    • 総ページ数
      240
    • 出版者
      大学教育出版

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公開日: 2016-06-01  

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