電流ゆらぎ測定を用いた微小接合系におけるスピンダイナミクスの解明

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 25887037
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 物性Ⅰ
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 荒川 智紀 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (00706757)
• 研究期間 (年度): 2013-08-30 – 2015-03-31
• キーワード: メゾスコピック系 / スピントロニクス / ショット雑音 / スピン流 / スピン蓄積

研究成果の概要

本研究では微少な半導体素子中にスピン流を生成し、それに伴う電流ゆらぎの検出に成功した。ここで実現された検出手法はスピン流の非平衡状態(熱の発生など)に関する新たな情報を与えるため、今後のスピントロニクスの発展に寄与すると期待される。さらに、本研究では極めて高精度な電流ゆらぎ測定技術を駆使して、スピン流の生成に伴う電子系の温度上昇を実測した。

自由記述の分野

メゾスコピック系における量子輸送現象