研究課題
研究活動スタート支援
本研究は、米国固有のレールバンクと呼ばれる制度的枠組みに着目し、制度構築のプロセスおよび日米の鉄道跡地利用の実態把握を通じた制度の有効性を明らかにした。自然歩道政策に位置付けられるレールバンク制度は、鉄道再編の法制化を通じて鉄道政策との統合が図られていたこと、米国の再利用事例においては、通行権のみを移管するレールバンクの枠組みに沿って、沿道建築との空間の一体化が図られていたこと、国内事例の実態把握より、廃線後の空間の連続性を担保する仕組みとしてレールバンクの考え方が寄与しうることを示した。
景観工学、都市デザイン、都市計画