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2013 年度 実績報告書

外来土壌動物の侵入及び分布拡大パターンとそれに伴う生態的解放の解明

研究課題

研究課題/領域番号 25891002
研究種目

研究活動スタート支援

研究機関弘前大学

研究代表者

池田 紘士  弘前大学, 農学生命科学部, 准教授 (00508880)

研究期間 (年度) 2013-08-30 – 2015-03-31
キーワード生物多様性 / ミミズ
研究概要

外来生物が在来生物の絶滅や在来生態系の改変を引き起こすことは、近年の環境科学における重要な問題となっている。しかし、地中に生息する外来土壌動物が及ぼす影響はほとんど注目されていない。本研究の目的は、外来土壌動物の一般的な侵入及び分布拡大パターンを明らかにするために、ハタケミミズの日本からアメリカへの侵入経路と分布拡大パターンを遺伝子解析によって解明することである。この目的を達成するため、平成25年度はアメリカで調査を行い、複数地点でハタケミミズを採集し、採集した個体の遺伝子解析を行い、分布拡大パターンを明らかにすることを予定していた。予定通り夏に野外調査を行い、アメリカ東部に位置するジョージア州を中心とした複数の地点でミミズを採集することができた。ハタケミミズは必ずしも分布域内のどこにでもいるというわけではなく、場所によっては非常に高密度で生息するが、そうでない場合も多かった。この調査の中で、ハタケミミズ以外の外来種も、ハタケミミズと同所的、もしくは異所的に多く生息していることが明らかになった。また、秋から冬にかけて遺伝子解析を行い、採集された数十個体に関して、ミトコンドリアのCOI領域の塩基配列を決定することができた。このデータについては、平成26年度の調査で得られる日本のサンプルのDNAデータと合わせて、次年度にまとめて解析を行う予定である。これにより、日本からアメリカへの侵入経路を明らかにすることができる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

アメリカでの調査が順調に進み、取れたサンプルの遺伝子解析までを終えることができたため。

今後の研究の推進方策

今後は、予定通り調査及び遺伝子解析を進め、昨年度得られたサンプルと合わせて解析を進める予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Can the invasive earthworm, Amynthas agrestis, be controlled with prescribed fire?: combined with its ecological study2014

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Ikeda, Mac A. Callaham Jr., Joseph J. O’Brien, Benjamin S. Hornsby and Evelyn S. Wenk
    • 学会等名
      10th International Symposium on Earthworm Ecology
    • 発表場所
      Athens, Georgia, USA
    • 年月日
      20140622-20140627

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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