研究課題
研究活動スタート支援
生命現象の物理化学的理解には、機能状態の細胞や細胞内小器官「丸ごと」の内部を高い分解能で可視化する必要がある。本研究ではX線自由電子レーザーを利用した低温コヒーレントX線回折顕微鏡法のための試料作製および測定法に関する技術開発を行い、従来法では困難だった大きさ1 μmの葉緑体「丸ごと」を分解能約70 nmで可視化することに成功した。より高分解能でのイメージング実現のため、コヒーレントX線回折シグナルを増強する新たな測定・解析法を開発し、計算機実験により実証した。
生物物理学