0.05%濃度のプロヒドロジャスモン溶液(以下、PDJ)をスプレー処理した植物の天敵に対する誘引性と害虫に対する忌避性の評価を行った。室内実験においてPDJ処理したケールにコナガサムライコマユバチとヒメカメノコテントウに対する誘引性が、PDJ処理したスイートバジルにモモアカアブラムシの忌避性があることを明らかにした。野外においてPDJ処理したケールにはコナガサムライコマユバチに対する誘引性が認められなかった。室内実験で天敵誘引性があったケールについて匂い分析を行った結果、PDJ処理を行うことで天敵誘引成分であるサビネンとα-ピネン、リモネンが増加した。
|