研究課題
研究活動スタート支援
2013年度、我々は脳MRIや行動実験により、心不全ラットにおいて海馬灰白質量の減少やうつ症状の増悪が起こることを示した。2014年度、脳の組織学的評価により、心不全ラットにおいて海馬の神経新生や軸索伸長が減少すること、グリア細胞数が増加することを示した。また、心不全ラットにおいて海馬の灰白質量とうつ症状の間に有意な相関があることも示した。本研究の結果は、心不全において海馬の構造的な異常がうつ症状と関係することを世界で初めて示した報告であり、NeuroImage誌に採択された。
循環器内科