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2014 年度 実績報告書

Th9細胞による炎症の遷延化メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 25893033
研究機関千葉大学

研究代表者

八木 良二  千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (20392152)

研究期間 (年度) 2013-08-30 – 2015-03-31
キーワードヘルパーT細胞 / Th9細胞 / サイトカイン / アレルギー / IL-9 / 転写因子 / 遺伝子発現制御
研究実績の概要

1.in vivo におけるGFI1 によるTh9 細胞の分化制御の関与の解明
これまでCD4T細胞からのIL-9産生が報告されているin vivoモデルであるアスペルギウス惹起による気道炎症モデル、およびova惹起の気道炎症モデルを用いて検討を行った。すべての条件検討が完了し、IL-9産生細胞をin vivoで検出することができたが、まだ改善の余地が認められる。今後これらのマウスモデルを足がかりにしてin vivoでのIL-9産生細胞をより効率よく検出できるように改良を重ねる予定である(抗原のロット間の差など)。また、マウスの遺伝的背景がTh1/Th2細胞分化に影響を与えていることが知られていることから、現在使用しているGFI1 KOマウスの遺伝的背景をTh1細胞優位なC57BL/6マウスからTh2細胞優位なBALB/cに戻し交配することも視野に入れて検討する。
2.GFI1 のIL-9 産生抑制メカニズムの解明
Th9細胞のマスター遺伝子としての報告もある転写因子PU.1をレトロウイルスベクターに挿入し、Th2細胞分化誘導条件下で培養した野性型CD4T細胞内に強制発現させた。これまで報告されているようにIL-9産生細胞を誘導させることができた。このときに同時にGFI1を強制発現させたところ、PU.1で誘導されたIL-9産生を著しく抑制した。さらにPU.1欠損マウスとGFI1欠損マウスを用いてダブルKOマウスを作製したところ、PU.1の非存在化でもGFI1欠損によるIL-9産生細胞の増強に変化はなかった。これらのデータからGFI1はIL-9産生に対してPU.1よりもドミナントな因子であることが分かった。今後その詳細なメカニズムを解明していく。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 2件)

  • [学会発表] Role of the transcription factor GATA3 in helper T cell and innate lymphoid cell development2015

    • 著者名/発表者名
      Yagi, R., Nakayama, T., and Zhu, J.
    • 学会等名
      Immunology 2015, The American Association of Immunologists, AAI Annual Meeting
    • 発表場所
      New Orleans (USA)
    • 年月日
      2015-05-09 – 2015-05-09
    • 招待講演
  • [学会発表] IL-9 production is a transient feature of differentiating Th2 cells in response to TGFβ.2014

    • 著者名/発表者名
      Yagi, R., Sarkar, H. M., Soh, T., Nakayama, T., and Zhu, J.
    • 学会等名
      第43回日本免疫学会総会・学術集会
    • 発表場所
      国立京都国際会館(京都府・京都市)
    • 年月日
      2014-12-12 – 2014-12-12
  • [学会発表] Role of the transcription factor GATA3 in helper T cell and innate lymphoid cell development.2014

    • 著者名/発表者名
      Yagi, R.
    • 学会等名
      第43回日本免疫学会総会・学術集会
    • 発表場所
      国立京都国際会館(京都府・京都市)
    • 年月日
      2014-12-11 – 2014-12-11
    • 招待講演

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公開日: 2016-06-01  

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