研究課題/領域番号 |
25893059
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加藤 尚子 東京大学, 医学部附属病院, 研究員 (00711392)
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研究期間 (年度) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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キーワード | 心不全 / 疾病管理 / セルフケア / 患者教育 / 看護学 |
研究概要 |
平成25年度は,外来ケアに焦点を当てた心不全疾病管理プログラムを開発するため,スウェーデンの看護師主導の心不全外来を視察するとともに,スウェーデンの心不全外来プログラムの日本での適用可能性について,循環器専門医や心不全看護師等と検討した.本プログラム(案)では,心不全により入院した患者を対象に,看護師が主体となり服薬・食事・症状モニタリング等のセルフケア教育を,入院中と退院後に提供する.退院後のフォローアップ期間は患者の治療アドヒアランスのレベルや心不全の知識レベル,心不全の重症度等によって決める.今後は,開発したプログラムの実施可能性および有効性を検証予定である. 加えて,本年度は心不全テレモニタリングに対する医療従事者の認識を明らかにする目的で,循環器専門医および看護師を対象とした質問紙調査を実施した.心不全テレモニタリングとは,インターネットを用いて心不全患者の体重や血圧,心拍数,症状等をモニタリングするものである.近年,欧米を中心に外来や在宅療養中の患者に導入されている.高齢患者,重症度の高い患者,病院へのアクセスが容易でない地域の患者ではテレモニタリングが有効である可能性がある.データが収集され次第解析予定である.なお,結果の一部はスウェーデンと比較予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
心不全疾病管理プログラムの開発に時間を要したため,やや遅れている
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今後の研究の推進方策 |
今後は,開発した心不全疾病管理プログラムの実施可能性および有効性を検証予定である.心不全テレモニタリングに対する医療従事者の認識を明らかにする目的で実施中の質問紙調査は,データが収集され次第解析予定である.なお,結果の一部はスウェーデンと比較予定である.
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