研究成果の概要 |
本研究は、1)1990~2010年の脳卒中罹患率の推移、2)罹患率の推移に与える時代効果・コホート効果、3)将来の罹患者数、を明らかにした。 脳卒中(初発)の年齢調整罹患率(/10万人)は、20年間で男性が1990-1992年:265.6から2008-2010年:124.5、同じく女性が185.8から102.2といずれも半減した。この間の罹患率に対する時代効果・コホート効果はいずれも小さかった。2030年までの30歳以上の罹患者数は、男性:26,572名(2010年:101,527名→2030年:128,099名)、女性:35,154名(82,852名→118,006名)増加すると推計された。
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