研究課題
患者腹水中の卵巣癌細胞のフローサイトメトリー解析症例を増やし、癌細胞表面のPD-L1発現は、インターフェロンガンマ(IFNg)により促進されることを示した。臨床検体のマイクロアレイ解析を進め、IFNgシグネチャーと腫瘍内リンパ球数とが相関していることがわかった。卵巣癌臨床検体を用いた免疫染色では、腫瘍間質内のCD8陽性リンパ球数と腫瘍細胞のPD-L1発現が相関していることを見出した。マウス卵巣癌細胞株ID8およびHM-1の遺伝子改変を行い、IFNg受容体のノックダウンを行った。免疫正常マウス卵巣癌モデルを用いて、腫瘍にIFNgのシグナルが入らないようにするとPD-L1発現が抑えられ、腫瘍内にCTLが浸潤し、腹膜播種腫瘍の増大が抑えられることを示した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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British Journal of Cancer
巻: 未確定 ページ: 未確定
doi: 10.1038/bjc.2015.101. [Epub ahead of print]