研究成果の概要 |
骨芽細胞分化関連遺伝子の発現に伴いGFP蛍光を発現するように遺伝子操作したレポーター細胞を用いて,GFP蛍光量およびALPを指標に,小分子化合物ライブラリーのスクリーニングを行い,検出された候補化合物が骨芽細胞分化に及ぼす影響を評価した。さらに,候補化合物を頭蓋骨欠損ラット実験モデルに投与し,骨組織再生を,評価した。 その結果,GFP蛍光値およびALP活性を同時に促進した3種の候補化合物において,骨芽細胞分化促進作用を確認し,頭蓋骨欠損部位への候補化合物の投与は,骨再生量を増加させた。以上の結果から,本研究で構築したスクリーニングシステムは今後の骨再生医療,創薬に貢献することが期待される。
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