MYCNトランスジェニックマウスと同系統のマウスの骨髄から得られた造血幹細胞を元にして、サイトカインカクテルを用いた浮遊培養を行う事で高純度の樹状細胞を大量に培養することに成功した。MYCNトランスジェニックマウスのheterozygoteに対し、肉眼的に腫瘍が発生していない5週齢の段階で樹状細胞を投与することで、腫瘍発生を高率に抑制することに成功した。また、各エフェクター除去実験によりこの樹状細胞の効果はCD4陽性細胞に依存していることが示唆された。以上より、臨床においてDCワクチンの神経芽腫への抗腫瘍効果が期待される結果となった。
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