研究課題
前年度にアメリカ脳卒中学会において発表した,国際臨床試験SPS3参加症例における脳動脈ドリコエクタジアの背景因子と予後に関する研究については,論文を執筆・投稿した.Journal of Stroke and Cerebrovascular Diseases誌に採択され,掲載されることが確定した.また熊本大学神経内科に過去2年間に入院した脳梗塞急性期症例において,椎骨動脈・脳底動脈の血管系を測定し,背景因子や脳梗塞病型との関係を調べた.この結果については,第40回日本脳卒中学会総会で発表した.また頸部血管エコーと頭部MR血管造影の所見を比較し,頸部椎骨動脈血管径から頭蓋内血管径を予測できるかどうかについて検討した.この結果については,平成27年度に第56回日本神経学会総会で発表をおこなう予定である.なお当初計画していた熊本の急性期病院における頭蓋内血管径およびドリコエクタジアに関する研究については,各施設において画像情報を取得するための取り決めが必要であり,施設責任者との協議を進めている.このほか,SPS3参加証例の脳梗塞体積および形状と背景因子,予後との関連に関する研究については,共同研究者によりStroke誌に投稿され,掲載された.またラクナ梗塞症例における脳主幹動脈病変の有病率,背景因子および予後との関係について,University of California, Los Angelesの共同研究者とともに画像解析を進めた.この結果については2015年2月に行われたアメリカ脳卒中学会で発表した.
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Journal of Stroke and Cerebrovascular Diseases
巻: 24 ページ: 1052-1058
10.1016/j.jstrokecerebrovasdis.2014.12.039
Stroke
巻: 45 ページ: 2952-2958
10.1161/STROKEAHA.114.005211