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2013 年度 実績報告書

2型糖尿病の新規診断を受けた患者への自己管理支援プログラムの開発と有効性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 25893199
研究種目

研究活動スタート支援

研究機関横浜市立大学

研究代表者

徳永 友里  横浜市立大学, 医学部, 助教 (10710288)

研究期間 (年度) 2013-08-30 – 2015-03-31
キーワード2型糖尿病 / 自己管理支援 / 新規診断 / がん
研究概要

平成25年度は、 2型糖尿病と新規に診断された患者の学習ニーズおよび教育ニーズ、自己管理支援に関する文献レビュー、および、本調査に向けた自己管理支援のための教育媒体、アウトカム指標の検討を実施した。
文献レビューでは、新規診断をうけた2型糖尿病患者の学習ニーズおよび教育ニーズ、必要な自己管理支援について整理した。さらに、近年、糖尿病とがん罹患リスクとの関連が明らかになってきており、わが国の疫学データでは、糖尿病は全がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がんのリスク増加と関連していることが報告されている。中でも特に肝臓がんのリスクが約2倍と高く、その背景としては非アルコール性脂肪肝の存在が指摘されている。不適切な食事、運動不足、喫煙、過剰飲酒は糖尿病とがん罹患の共通の危険因子であるので、2型糖尿病患者における食事療法、運動療法、禁煙、節酒はがん罹患リスク減少につながる可能性がある。したがって、2型糖尿病のコントロールのための生活習慣ががん予防にも重要であることを患者が認識し、必要な予防行動をとれるよう、患者への自己管理支援を提供することが求められる。
現在、上記文献レビューをもとにした、2型糖尿病の新規診断をうけた患者を対象とした自己管理支援のための教育媒体を作成中である。また、初期の2型糖尿病患者への自己管理支援において、近年明らかにされつつある糖尿病とがんのリスク増加についての情報提供などの教育的支援のあり方については十分に検討されておらず、今後の課題となる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

自己管理支援プログラム作成はおおむね計画どおり進行している。
但し、自己管理支援プログラムの内容や実現可能性を確認するために実施したヒアリングの結果をうけ、現在、当初計画したプログラム案の修正を行い、教育媒体の検討を行っている。

今後の研究の推進方策

自己管理支援プログラム原案の修正を9月までに行い、1月までにその評価を実施する。

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公開日: 2015-05-28  

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