胎生期唾液腺原基に特異的に発現する因子の解析として、胎生12日齢マウスの頭頸部凍結組織切片より、口腔粘膜と唾液腺原基を採取し、RNA sequenceを用いて遺伝子発現プロファイルを作成した。また、唾液腺成体幹細胞として酵素処理により分散化した顎下腺よりCD133陽性細胞をフローサイトメトリーで採取した。採取したCD133陽性細胞および陰性細胞についてRNA sequenceを用いて遺伝子発現プロファイルを作成した。胎生期唾液腺原基およびCD133陽性細胞において発現の高い転写因子についてin situ hybridizationを用いて、成獣顎下腺及び胎生期唾液腺原基での局在を確認した。
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