安定期にあるCOPD患者に対し、エキスパートな医療者(医師、看護師)がどのような療養支援を行っているのかをインタビュー調査をもとに明らかにした。結果、医師、看護師ともに生活を軸に患者を支えること、患者自身が自らの生活を整えていけるよう伝えるという支援を行っていた。また、看護師は患者の持っている力を引き出す、患者の気持ちを支え価値の転換を促していくという支援も行っていることが明らかになった。さらに多職種間のチームで患者を支援できるように調整を行っていた。以上より、安定期にあるCOPD患者の療養支援においては生活を軸にみていく視点と患者自身が持っている調整力を引き出す関わりの重要性が示唆された。
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