法医学で扱うサンプルの多くはDNAの断片化を生じて、従来のshort tandem repeat法ではDNA解析が困難になる場合もある。そこで劣化DNAサンプルにおいても解析可能な一塩基多型(SNPs)を特定するために、既報SNPsリストに基づいたスクリーニングとamplified fragment length polymorphism法によるスクリーニングを行った。その結果、6SNPs(rs891700、rs2111980、rs1360288、rs2116020、rs1636218、rs12293045)が劣化サンプルでも検出可能であることが明らかになった。
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