これまでに動物介在活動の身体的・精神的・社会的効果が報告されているが、その効果の評価基準は、必ずしも動物介在活動に相応しいものではなく、その汎用性と利便は十分なものとは言い難い。今後、動物介在活動が補完代替療法としての有効性を高め、広く普及させるためには、その効果を簡便かつ適切に評価し、活動自体にフィードバックしていくことが重要となる。本研究は、動物介在活動の効果測定尺度(Effectiveness Scale of Animal-Assisted Activity:ESAAA)を開発することを目的とし、4段階で尺度化した全15項目のESAAA1次案を作成した。
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