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2013 年度 実績報告書

研究プロデュース能力養成のためのゲーム型教育教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 25910019
研究機関京都大学

研究代表者

山本 祐輔  京都大学, 学術研究支援室, 特定専門業務職員

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
キーワードURA / ゲーミフィケーション / アクティブラーニング
研究概要

【研究目的】
本研究では、初心者リサーチ・アドミニストレータ(以下URA)やURA志望の職員・若手研究者が、研究プロデュース業務(URA業務)を象徴するケースに触れることで「URA業務の全体像や個々のケースを乗り切るための考え方」を獲得するためのゲーム教材を開発した。
【研究方法】
以下の手順で研究を行った。①URAおよびURA類似職員に対するヒアリングを通じたURA業務事例の収集、②URA業務の分類・モデル化、③URA業務を象徴するケースの抽出、④ゲーミフィケーションを用いたURA体験ゲームプロトタイプの開発、⑤プロトタイプテスト。
【研究成果】
研究開始当初、ボードゲーム形式でURA業務を体験・議論することを計画していたが、ゲーム参加者が議論したいURA業務事例を自ら積極的に選び、他の参加者と活発な議論ができるよう、ゲーム形式の再検討を行った。その結果、かるた形式のゲームを開発した。
かるたには、URA業務で象徴的な場面に加え、その場面を乗り切るための考え方・方法を記した選択肢が2つ書かれている。ゲームの参加者は50種類のかるたから、自分が議論したいかるたを選択する。選択したかるたを元に、ゲーム参加者はかるたに書かれた場面をどう乗り切るかについて、自分の意見をぶつけながら議論する。最終的に一番盛り上がったかるたを多く持っていた参加者が勝者となる。
プロトタイプテストを通じて、本かるたゲームはURA初心者にもURA経験者にも、URA業務に対する考え方を深めるために効果があることが示された。ゲーミフィケーションを用いることで、URA研究会などでは質問・議論しづらいことを遠慮無く他の参加者にぶつけることが可能になった。また、体験したことがないURA業務に対する考え方を、他の参加者から吸収する機会を創出することができた。一方で、ゲームを終了するのに時間がかかるなどの問題も明らかになった。今後はゲームバランスを調整し、URA研究会などでゲーム体験会を実施したい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 行列のできるURAお悩み相談所2013

    • 著者名/発表者名
      喜多山篤, 山本祐輔, 白井哲哉
    • 学会等名
      第3回URAシンポジウム・第5回RA研究会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      20131100
  • [備考]

    • URL

      http://hontolab.org/research/ura-carta/

URL: 

公開日: 2015-07-15  

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